
土地は資産でもありますが、活用しないと税金の負担で徐々に資産全体が目減りします。 建物が年月によって価値を失うのと異なり、土地の場合は周辺も含めた地価にしか影響を受けず、劣化がないので持っている限り永遠に固定資産税が発生するからです。でもそれは怠慢で放置しているだけでなく、売りたくても売れないままになっているケースもあり、空き問題の1つの原因と言われています。
市街化調整区域とはそもそもなにか、という話からはじめましょう。 市街化調整区域というのはその名の通り、”市街化”をあまりしないようにしようと決められた地域なのです。ですから、原則建物をたててはいけないのです。市街化行政区域になにか建てる場合は「開発許可」という大変な手続きが必要となります。市街化調整区域に線引きされる前からの既存の建物は大丈夫だったりしますが、それでもやはり住宅の用途であれば運送事業所の事務所としては認められないので建物自体があってもNGとなります。 そうしたらどうすればよいかというと、「建物」でなければ置いていいということになるわけです。